ストーリー

■あらすじ

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この近隣でもっとも大きな街、ヴァイス……またの名を、『犯罪都市』……
交易で栄えるヴァイスは盗賊ギルドによって牛耳られ、国によっては違法とされているような取引でさえ、平然と行われているという。

ライディ

ライディ:
「犯罪者と一攫千金を狙う商人達、それにその金を巻き上げようと企んでいるカード賭博に耽る東方渡来の博徒達……。そんな奴ら以外は近寄りたがらない物騒な街なんだけれど……だからこそ、いろんな情報が集まって くる可能性が高いのよね。」

エルージェ

エルージェ:
「近頃ヴァイスじゃあ、東方渡来のカードゲームが大流行で、それでなくともお金のトラブルが多いのよ。トチ狂った素人に大金を当て込んで探検に行き、遭難でもされたら、どうなると思う」

ライディ

………………。

エルージェ

エルージェ:
「その力の流れのことを東方では”龍脈”と呼んでいるのよ」

エルージェ:
「私がこの近くに塔を建てているのも大きな”龍脈”が流れていてその力を色々と利用出来るからよ」

エルージェ:
「で……大地を縦横に走る”龍脈”が重なり合い、そこに流れる力が溜まる場所があるの。その溜まった力が地上に吹き上がっている所を”龍穴”と呼ぶわ」

エルージェ:
「”龍穴”から溢れ出る力は色々なものに作用しているの」

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ヴァイス近郊のオアシスには大量の東方からの武芸者や裏家業の者たちが集まっていた。
そんな中、中華服に身を包む美苦家人メイクーチャレンと呼ばれる集団がいた。
時の苦家国王の命により、人口抑制策が講じられ、家系を守る庶民達は男子が生まれるまで、女児を捨て、人身売買をする者までいた。
そんな不幸にも捨てられた娘達は、自衛のため徒党を組み、次第に集団化していった。
そんな中、少林寺の僧侶の助けもあり、武術に励み自衛のため技を磨いて行く者も出た。
しかし、陽があれば陰があるように少林寺武闘派は分派活動を繰り返し、悪に染まる美苦家の家属幇も生まれていった。

物語は、フォレスがある王家の従者に拉致され、それがきっかけで美苦家人の格闘家集団に戦いを挑むところから始まります。